イングランド最古のコースプラスチックティを禁止に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/24号
2020/01/15更新

イングランド最古のコース
プラスチックティを禁止に

 弊誌12月3日号でゴルフ界の“脱プラスチック"の動きを紹介したが、イングランドの名コースも取り組みを発表した。

 イングランドでもっと古い155年の伝統を持つロイヤルノースデボンGCがプラスチックティの使用を禁止するという。

 「来年1月1日、2020年が始まるその日から、すべてのゴルファーが木製のティを使うようにしたいと思っています。プロショップで売られるのは、すべて木製のティにします。また、折れたティやプラスチックのティを見つけたら、コース内の各所に設置されるビンに入れてください。私たちはゴルフコースを可能な限り、クリーンで自然なままにしたいと思っているのです。光るプラスチックティを鳥が摘んで、砂浜や海の中を含めて、あらゆる場所に落としていくケースが実際に多々あるのです」と語るのは同クラブの理事、リチャード・ヒューズ氏だ。

 スターバックスが紙製のストローにするなど、比較的新しい企業が、こうした取り組みに積極的なことから、今回、伝統ある古いゴルフクラブがこうした発表をしたことで話題を集めた。しかし、考えてみれば伝統あるクラブだからこそ当然のこととも言える。ティに関したことでいえば、もともとは、砂を盛り上げてボールを打っていたのだし、緑化や環境保全に積極的だったのもゴルフ界だ。とくにロイヤルノースデボンのようにリンクスコースの多い英国ではプラスチックゴミによる海洋汚染の問題は看過できないという。今年の全英オープンでペットボトルの水の販売が禁止になったことは記憶に新しい。

 プラスチックティの禁止がこれで一気に世界中に広まるかもしれない。

  
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