金谷は早々に全英チケット。さて、プロ入りはいつ……?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/31号
2020/01/27更新

金谷は早々に全英チケット。
さて、プロ入りはいつ……?

 世界アマチュアゴルフランキングでトップを走る金谷拓実が、早々と来年の全英オープンの出場を決めた。

年内当確はお見事!

 46人強の枠をめぐって、世界11ヵ国、16試合開催される全英の予選シリーズの第1戦でもあるオーストラリアオープンで3位タイに入り、出場権を獲得したのだ。

 ロイヤルセントジョージズで開催される2020年の全英オープンには、日本のプロであれば、日本ツアーの賞金ランキングから上位2人、ミズノオープンから4人、日本オープンの優勝者、および全英の8週前の世界ランキングでのトップ50が出場資格を得られるが、アマチュアで出場するには門戸が狭い。

 アジアのアマチュアの試合なら、アジアパシフィックアマで優勝するしか出場資格が得られないのだ。あとはプロの予選シリーズに出場して、上位に食い込むしか方法がない。

 昨年のアジアパシフィックアマで優勝した金谷は、今年のマスターズや全英にも出場したのだが、今年のアジアパシフィックでは惜しくもプレーオフで敗れ2位。

 オーストラリアオープンでは、65・69・70と並みいる強豪プロ相手に最終日、最終組でスタート。しかしながら痛恨のボギー発進に、夢はついえたかと思われたが……最終18番で起死回生のバーディ。「バーディが取れ、(パープレーに戻して)なんとか滑りこめた。これが自信につながる。来年の全英が楽しみです。来年も目標に向かってチャレンジしていきます」と、試合直後の金谷は安堵した表情で語った。

 金谷は日曜に試合を終え、すぐさま帰国。月曜の朝に日本に到着すると、午後1時半からのJGTOアワードに、今年の優勝者(VISA太平洋マスターズ)の一人として参加するタフっぷり。

 自身の課題を「すべてです。もっと飛ばして、もっと真っすぐ。アプローチもパットも……」と、貪欲さも恐るべき。プロ入りに関しては「自分だけでは決められないことなので」とのことだったが、この男の動向から来年も目が離せない。

  
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