しれっとライ改善。P・リードがまたまたやらかした
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/31号
2020/01/27更新

しれっとライ改善。
P・リードがまたまたやらかした

 お騒がせ男のパトリック・リードがタイガー・ウッズ主宰のヒーローワールドチャレンジでまたやらかした。

しれっとするでない!!

 事件が起きたのは大会3日目。第2ラウンドを終え、後続に3打差をつけトップに立っていたリードは第3ラウンドの11番でバンカーにショットを打ち込んだ。すると“素振り"でボール手前のライを改善。1度ならず2度砂を削り取り、ヘッドを押し付ける動作をした。テレビ中継ではその映像が繰り返し流されていたが、本人はそれを知ってか知らずか、なにごともなかったかのようにプレーを続行。

 解説のポール・エイジンガーは「これがライの改善でなければ、なにがそうなのか?彼の考えていることがわからない」と指摘。先にホールアウトしていたリッキー・ファウラーも「完全にアウト。議論の余地はない」と記者に語った。

 ラウンド後、競技副委員長スラガー・ホワイト氏が本人を呼んで画像を見せながらルール違反を指摘。するとリードはあっさり非を認め、2打罰を受け入れた。その結果11番はトリプルボギー、その日のスコアが72から74となり首位から陥落。最終日66と巻き返したが優勝はベテラン、ヘンリク・ステンソンに譲り単独3位に終わった。

「意図的にライを改善したつもりはない。カメラのアングルではそう見えるけれど、自分はボールからずっと離れたところで素振りをした」と自身の正当性を主張したのは、いかにもリードらしい。

 リードといえば昨年のライダーカップでジム・フューリックキャプテンとジョーダン・スピースを名指しで批判し物議をかもしたり、学生時代のチームメイトに「インチキばかりしていた。誰も彼を信用していない」と暴露されたりと、ツアーで1、2を争う問題児。今回の件では、プレジデンツカップにキャプテンズピックでリードを選んだ主宰者タイガーの顔にも泥を塗ってしまった。

  
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