V字回復?米女子ツアー各賞発表。韓国勢が独占
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/31号
2020/01/27更新

V字回復?米女子ツアー各賞発表。
韓国勢が独占

 米女子ツアーアワードで各賞が発表された。昨年はアリヤ・ジュタヌガンが各賞を総なめにしたが、今年は受賞者の顔ぶれがガラリと変化した。

 19年シーズン大躍進を遂げたのが昨年新人賞に輝いた韓国のコ・ジンヨン。ツアー4勝を挙げたコは獲得賞金およそ277万ドル(約3億円)でツアー2年目にして賞金女王に。さらにプレーヤーオブザイヤー(最優秀選手賞)、ロレックスアニカメジャーアワード(5大メジャーでもっとも成績が良かった選手に贈られる)、平均ストロークナンバー1のベアトロフィも獲得。世界ランキングも1位で完璧なシーズンを謳歌した。

 最終戦のCMEグループツアーチャンピオンシップで表彰を受けたコは「これを終わりではなく始まりにしたい。まだまだ良いゴルファーになるため一生懸命努力します」。少し前まで〝コ〟といえばリディアだったが時は流れ、いまやジンヨンが主役。ちなみにリディア・コは賞金ランク48位に終わった。そのほかツアーの模範となるプレーヤーに贈られるファウンダーズアワードにブルック・ヘンダーソン。この賞は昨年までウィリアム&マウジー・パウエル賞の名称で知られ選手間の互選によって受賞者が決定し、12年には宮里藍が選ばれた。またヘザー・ファーアワード(乳ガンで命を落としたヘザー・ファーの不屈の闘志を受け継ぐ選手に贈られる)はソルハイムカップ直後に引退を表明したスーザン・ペターセンが受賞している。

 ルーキー・オブ・ザ・イヤーには賞金ランク3位のイ・ジョンウン6が輝き、賞金ランクトップ3を韓国勢が独占。アメリカ勢はネリー・コルダとレクシー・トンプソンしか目立った活躍をしておらず、人気低迷が叫ばれた数年前と状況は変わっていないように見える。しかし“ワールドツアー戦略"に舵を切ると、人気はジワジワ上昇。来季は2試合増の33試合となり賞金総額も過去最高の80億円に達するという。V字回復も近い!?

  
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