豪州火災被害広がる。プレジデンツ杯メンバー寄付発表!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/2/04号
2020/02/05更新

豪州火災被害広がる。
プレジデンツ杯メンバー寄付発表

 上記の記事では、キャメロン・スミスがオーストラリアの火災被害に寄付をした話をしたが、昨年12月に開催されたプレジデンツカップのインターナショナルチームも立ち上がった。

 チームを代表し、マーク・レイシュマンは「私たちはプレジデンツカップのためにオーストラリアにいて、多くの被災のニュースを見て、実際に立ち上る煙も見た。人々は命や家族を失い、家を失っている。そして動物たちも……。私たちはそこにいて、生活のために大好きなゴルフができて幸せなのに、一方で現地の彼らは生きるため、家を守るために戦っているなんて……」とコメントし、12万5000ドルを寄付すると発表した。

 さらに、先のソニーオープンでは、優勝したスミスのほかにも、オーストラリアのプレーヤーを中心に、一つのバーディを取れば、500ドル、イーグルだと1000ドルを寄付すると発表。さらにPGAツアーは選手のバーディやイーグルが足りず合計12万5000ドルにいたらない場合、ツアー側から寄付を追加すると発表した。

 昨年9月に始まったオーストラリアの山火事は衰えるどころか、気温がもっとも高くなるこの1~2月にピークになる可能性があるという。現時点では死亡者は30人弱で、すでに約11万~12万平方キロメートルの土地が焼けているとされている。これは日本でいえば、北海道と九州全県を足した面積に匹敵し、韓国全土の面積を超えるほどの広大さ。

 ある試算によれば10億もの動物が死に、生き残ってもエサ不足のために、絶滅が危惧される種も出てくるという。これは地球の温暖化も一因とされる。つまりグローバルな問題で、他人事ではないのだ。そうした意味では今回のインターナショナルチームの寄付は、その金額よりも世界にこの山火事を喚起したという点で、大きな意味を持つだろう。

  
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