東京オリンピック開幕まで半年を切り、ゴルフ界でも代表争いが激化している。注目のタイガー・ウッズは出られるだろうか?
このシーンからもう3年半。次は誰が……
タイガー本人は「東京五輪に出たい」と公言し、出場に意欲を見せている。代表は基本各国2人だが、世界ランクトップ15以内の選手を多数抱えるアメリカは現状4人まで出場可能。選考は全米オープン明けの月曜(6月22日)時点の世界ランクで決定する。
2月第1週の時点でタイガーはランク6位で、米国勢ではブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソンに次ぐ4番手。この順位をキープすればオリンピック出場は可能だが、世界ランクは過去2年の成績をポイントに換算して決まるため、6月の時点では18年にタイガーが2位に入ったホンダクラシックやヴァルスパー選手権のポイントは消滅する。つまり、6月までにどれだけポイントを上積みできるかが勝負だ。
もちろんこれは当落線上にいる選手全員にいえることで、7位のウェブ・シンプソンや8位のパトリック・カントレー、9位のザンダー・ショーフリーにも一発逆転のチャンスは残されている。
米メディアはタイガーが五輪に出場する可能性は「高い」としながらも「予断を許さない状況」と解説する。
なかには「もし4位以内に入らなくても、上の誰かがケガなどで出場を辞退すればタイガーのメンバー入りがある」という報道もあるが、「さすがに繰り上がりではタイガーのプライドが許さないだろう」と反論する声も。
一方、現時点で「東京五輪に興味がない」と発言しているのはオーストラリア勢ナンバー1で世界ランク15位につけるアダム・スコット。リオ五輪の資格がありながら辞退したD・ジョンソンがまた出場を回避するのでは? という憶測もある。年内に五輪とZOZOでタイガーを2度見られるのは朗報だが……。
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