ひざが左に出たり内に入ったりする。ケプカが語る現状
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/3/10号
2020/3/03更新

ひざが左に出たり内に入ったりする。
ケプカが語る現状

 2月に入って、世界ランキングのトップの座をローリー・マキロイに明け渡したブルックス・ケプカ。どうも左ひざの具合が芳しくないようだ。

歩いていると違和感が。「これ、俺のひざ!?」

 昨年のツアー選手権の直後に、幹細胞注入の手術を受け「これでやっと痛みなしに練習ができる」と語っていたが、その直後のシュライナーズホスピタルでは予選落ち。そして10月に韓国で開催されたCJカップでは濡れたコンクリートの上で足を滑らせ、ひざを再度悪化させ途中棄権。ZOZOチャンピオンシップやプレジデンツカップを出場辞退するはめに。そして再度、細胞を入れ込む手術を受けている。

 しかし、「人は失うと、それが恋しくなる」と、1月のドバイの試合にはやや強行出場。66、75、70、69のスコアで34位タイ、続けて出場したサウジインターナショナルでは70、69、65、72で17位タイと、いまいち。そして4カ月ぶりのアメリカでの試合となった先のジェネシス招待では、69、73、68、74のスコアで43位タイ。良いスコアを出すと、翌日にはオーバーパーと波が出るのがいまのケプカだ。

 「正直にいうと、(ジェネシスの週の)月曜日には、ひざの手術以来、もっとも痛みが大きかった。良い日と悪い日があるんだよ。毎日気にしなければならない。でも、ちょっと落ち着いてきているようには思うんだ。とはいえ、歩いているときは自分のひざのように感じられない。ひざが左側に出たり、内側に入ったりしているんだ。でも、少しずつ安定してきているし、強くなってきている。痛みはまだあるけれどね」

 ケプカは「100%元のように戻れるかはわからない」としているが、昨年は「3月からひざに痛みがあった」としながら、5月の全米プロや7月のWGCの試合で優勝している。あるいは、完璧でなくても勝てるという意識が彼を試合に駆り出しているのかも。あまり焦らず、少々時間がかかっても、ケプカのメジャー5勝目を見たいものだが……。

  
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