西日本の“ゴルフ場銀座三木市(兵庫県)のゴルフを盛り上げる施策はますます充実してきている。
廣野も地元のためにひと肌脱いだ
三木市といえば金物(三木金物)と酒米(山田錦)、ゴルフが名物! 市内にはゴルフ場が25カ所あり、市内の総面積の1割をゴルフ場が占めている。そのなかには世界のコースランキングで、常に日本で上位にいる廣野GCも含まれる。
市をあげてゴルフ振興をと4年前には市役所の産業振興部観光振興課にゴルフ振興担当部署(三木市ゴルフ協会も兼ねる)を設置、ゴルファーの呼び込みに余念がない。驚くべきはイベントの多さや多彩さだ。
今年のスケジュールでは3月10日の三木市ゴルフ大会から来年1月6日のジュニアゴルフ大会まで、なんと31 のイベントが並ぶ。ジュニア塾、ジュニア教室、スナッグゴルフペア大会、みっきぃドリームチャレンジ大会、地区対抗ゴルフ大会(団体戦、チーム戦)、企業ゴルフ大会(団体戦、個人戦)、さらに、まったくの初心者のため「HappyHappy Golf(初めてのゴルフ)」や「100切りゴルフ」と大人から子ども、女性をも包括したイベントがてんこ盛りなのだ。特筆すべきは12月17日のみっきぃドリームチャレンジの決勝大会が昨年改造された廣野GCで開催されること。会員同伴でしかプレーできないプライベートクラブだが、同市のゴルフ振興のため、ひと肌脱いだという。
また、同市が主催する、女子プロを対象とした「三木市レディースゴルフトーナメント」は優勝賞金200万円と“ステップアップツアー級"の大会。今年のポスターには小誌連載漫画『オーイ!とんぼ』も登場だ。
市の主催ではないが、女子プロツアーも4月にスタジオアリス(花屋敷GC)、10月にマスターズGCレディース(マスターズGC)も開催。同市ゴルフ振興担当主幹の大西良門氏は「年間を通して、三木市に行けば何か見られるし、プレーできるというイベントを配しました。また市内24カ所のゴルフ場でのスタンプラリーやふるさと納税の返礼品にプレー券を進呈するなどゴルフ振興の一助になれば」と話す。
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