定期的にゴルフをプレーする人は、ゴルフをしない人に比べ長生きという調査結果が今月アメリカで発表される。先日、ニュースチャンネルのCNNが伝えたもの。
この研究は、そもそもミズーリ大学のアドナン・クレシ博士らが「高齢者が定期的にゴルフをすることで心臓発作や脳卒中のリスクが低減する」ことを調べるため、65歳以上の約5900人を対象に、1989~99年の10年間、半年ごとに臨床検査。その後の追跡調査でわかった結果だ。
それによれば、残念ながら心臓発作と脳卒中については明確な傾向は見られなかったが、死亡率を比較すると、少なくとも月1回ゴルフをしていた384人は非ゴルファーより8%死亡率が少ないという調査結果が得られた。
つまり、ゴルファーのほうが全般に長生きしていたのだが、クレシ博士はその理由を、「運動量はウォーキングや軽いジョギングと同程度かもしれないが、ゴルフには競い合うというモチベーションがある。ほかにも、定期的に続けられる、自然の中に身をおける、人々との交流といった健康的な要素がある」と話す。
ただし、CNNは「ゴルフが死亡リスクを減らしたと結論づけることはできない」という専門家の反論もあわせて紹介している。というのも、この調査では非ゴルファーのゴルフをしないこと以外の不健康な生活習慣(例えば喫煙)の有無やゴルフが「歩き」か「乗用カート」かといったプレーの内容までは調べられていないからだ。
学術的研究としては不備があるとのことだが、それでもこの専門家は「ゴルフ好きの高齢者は続けてください。習慣的に歩くことが健康と長寿に良いことは確かですから」と健康効果を認めている。
なので、われわれは学問的理屈は別に、ゴルフを長く楽しむことにしましょう!
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