周囲はイライラ。究極のKY男?P・リードV
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2020/3/17号
2020/3/09更新

周囲はイライラ。
究極のKY男?P・リードV

 世間の評判は"インチキ野郎"。そんな雑音をものともせずパトリック・リードはWGCメキシコ選手権で強豪を退け優勝を飾った。

「彼ほど切り替えが早い選手を見たことがない」というのはNBCの解説者ポール・エイジンガー。学生時代からライの改善などさまざまなルール違反を指摘されたリードだが、昨年末タイガー主宰のヒーローワールドチャレンジでウェイストエリアからボール手前の砂を2度クラブで払いのけ、ラウンド後に2打罰が課せられて問題が再燃した。

 そのときも「カメラのアングルが悪いだけ。ボールの近くの砂をどけてはいない」と“無実"を主張したが「2打罰? しょうがないね」とあっさり2ペナを受け入れた。

 元CBSテレビのコメンテーター、ピーター・コスティスが「ライの改善はそのときだけではない。自分は少なくとも4回目撃している」と証言し、プレジデンツカップでは豪州のキャメロン・スミスが「もう彼との友情はない」と辛辣なコメント。挙句「インチキ」と野次を飛ばしたファンにキャディが殴りかかって騒動になった。ブルックス・ケプカもリードのインチキをネタにして笑いをとるほど。“普通"の神経なら、そんな立場に置かれれば試合会場に足を運ぶのさえはばかられると思うのだが……。

 本人は「もう慣れたよ。全然気にしていない」と、どこ吹く風。「自分にとって大事なのは一生懸命プレーして(批判を)無視すること」。全世界を敵に回しても「自分は自分の道を行く」とのこと。

 WGCではローリー・マキロイ、ジャスティン・トーマス、ジョン・ラームらトップ中のトップを撃破しての勝利。「自分がコントロールできるのは自分のプレーだけ。なにを言おうが相手の勝手。自分にはコントロールできない。それを気にしても仕方ない」とリード。まるで「悔しかったら勝ってみろ」と言わんばかり。この図太さがライバルたちを苛立たせ、勝ちにつなげている!?

  
【関連記事】こちらも注目です!
2020/01/27 しれっとライ改善。P・リードがまたまたやらかした
2019/03/07 LINEで誠意は伝わる?プロゴルファー謝罪列伝

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト