ダブルス大会新設で競技人口増を目指す
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/3/24号
2020/3/12更新

ダブルス大会新設で
競技人口増を目指す

 ゴルフの楽しみ方を広げ、競技人口を増やそうと、日本パブリックゴルフ協会(PGS)が今年から始めたこととは……。

 公益社団法人であるPGSは、生涯スポーツであるゴルフの振興を事業目的に1962年に設立された。これにより会員権を持たないゴルファーにも競技に出場するチャンスが増えた。現在も、スクラッチ競技はもとより、スポンサー杯のアンダーハンディ競技まで幅広く開催している。

 さらに今年からはダブルス競技の新規大会を設け、従来のダブルス競技の形式を変え、拡充を図った。昨年まではダブルスゴルフ選手権(ベストスコアの部、スクランブルの部)として開催してきたが、大会名称を「全日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権」に変更。ベストスコアの部を廃止し、スクランブルの部をダブルス戦と、55歳以上のゴルファーを対象としたシニアダブルス戦(新設)とに分けた。

「全日本決勝」はよみうりGウエストCを舞台に11月25日にダブルス戦を、11月26日にシニアダブルス戦を開催する。

 さらに新規大会として、パブリックコースと会員制ゴルフ場を会場とした「全日本ダブルススクランブルアマチュアゴルファーズ選手権」(オープンクラスと男女ペア限定ミックスクラスの2クラス)を開催する。それぞれのクラスで予選、地区決勝、全日本決勝(オープンクラス9月29日、ミックスクラス9月30日)が、葛城GC山名Cを舞台に競われる。

「1年を通じて、年代、男女を問わずダブルス競技を楽しんでもらいたい。競技人口の裾野が広がってくれることを期待します」(PGS・田坂陽介氏)

 英国のある名門リンクスでは「ジェントルマンゴルファーとは3人の親友を持つこと」といわれる。なぜなら4人でのダブルスが行えるから。19番ホールでもその"戦い"は延長される。ゴルフの醍醐味のひとつだろう。

  
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