前頁で日本パブリックゴルフ協会のダブルス競技の推進の話を紹介したが、世界のゴルフ界のレジェンドたちも動いている。
音頭をとっているのはジャック・ニクラス、アニカ・ソレンスタムら。オリンピックでのゴルフ競技が定着すれば、テニスや卓球などのようにダブルスのカテゴリーもできるかもしれないと“夢"は広がるが……。
PGAオブアメリカのウォーCEOは「多くの地区が年間を通してダブルスゴルフのプログラムを組んでいます。ダブルスゴルフを通して、年齢や腕前を問わずゴルフが楽しめるようになるでしょう。年齢を重ねたプレーヤーをより長くゴルフにとどめることになり、ゴルフを楽しむ若いゴルファーを増やすことにもつながります」と期待を寄せる。
もともとPGAオブアメリカにあったゴルフ振興のプログラムを大幅に改革し、今年は多くのゴルフコースでダブルスのクラブ選手権が開催され、地区大会ののち11 月にはフロリダのベアーズクラブで、全米ダブルスゴルフアマチュア選手権が開催される予定だ。
アニカは「父をパートナーにしてプレーしてみて本当にゴルフを楽しむことができました。なぜジャック(ニクラス)やほかのプレーヤーがダブルスゴルフにハマったのか理解できるわ」と語る。彼女もニクラスもダブルスゴルフを楽しむきっかけとなったのは、米ツアー後援競技のPNC親子選手権だという。それもあって、米ツアーのジェイ・モナハンコミッショナーまで巻き込んでのダブルスゴルフ“先導"となっている。チームの2人がハンディキャップを持っていれば、チームとしてのハンディもUSGAが出すという。
普及してくれば、プロの大会も開催されるようになるし、前述のようにオリンピックも夢ではない……?
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