週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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今年のマスターズは無理!?
ニクラス私見

　マスターズ６勝のジャック・ニクラスが「私見」としながら、今年中のマスターズ開催は無理だろうという見解を示した。

　新型コロナウイルスの影響でさまざまなスポーツの開催延期あるいは中止が打ち出されるなか、マスターズも延期が発表された。じつはオーガスタナショナルのフレッド・リドレイ会長が正式に大会延期を発表する前、この件に関して話し合ったのがニクラスだった。

「延期は賢明な決断だと思う。自分はマスターズ委員会の決定を全面的に支持する」との文言を帝王から得た翌日、延期発表となった。

　その後、ＥＳＰＮのインタビューでメジャー18勝のレジェンドは「誰もオーガスタに行って病気になりたいとは思わない。世界中から大勢の人がやって来て、そこでどんなことが起こるか。感染リスクは避けられないだろう」と語った。

　現段階では延期。開催時期に関しては５月説、９月説、10月説などがあるが、先行きが不透明なこともあり、どのタイミングでマスターズを組み込むか難しい。

　また、その際の出場資格はどうなるのか？　現時点でのフィールドをそのままスライドさせるのか？　など問題は山積みだ。

「たとえ寒かろうが無観客だろうが構わない。とにかくマスターズでプレーして優勝したい」とジャスティン・トーマスが公言するなど、選手たちは開催を望んでいる。

　しかしニクラスは「これから先、世界でどのようなスケジュールに組み込むことがで平は保てない。おそらく今年はマスターズの開催は難しいのでは？　これは私の個人的な意見にすぎないが、理にかなっていると思う」と語っている。

　もし中止なら、第二次世界大戦で大会が行われなかった１９４５年以来75年ぶりとなる。今後の展開は神のみぞ知る!?

　　
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