動きが早い!ニクラスマキロイらチャリティオークション
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/4/21号
2020/4/30更新

動きが早い!
ニクラスマキロイらチャリティオークション

 ジャック・ニクラスやローリー・マキロイらゴルフ界のスターが新型コロナウイルス救済に向けたチャリティオークションに参加している。

「COVID-19救済のためのアスリート」と銘打ったこのチャリティには、さまざまなプロスポーツに携わる100人以上のトップアスリートがギアやグッズを出品。ゴルフ界からはジャック・ニクラスがサイン入りの帽子と手袋、ニック・ファルドがサイン入りマスターズのピンフラッグと実際に使っていたパターを出品。マキロイはプレーヤーズ選手権のロゴが入ったサイン入りフラッグを出している。ほかにもイアン・ポールターがライダーカップのピンフラッグ、女子のクリスティ・カーはサイン入りキャディバッグとカスタムウェッジのセットなどを出品。

 落札するためには最低25ドルの寄付が必要。上限はないが、高額をつけたからといって必ず落札できるわけではなく、入札者のなかからランダムに当選者が選ばれる。

 このチャリティは新型コロナウイルスに対する取り組みへの支援であり、オークションの収益はすべて災害救済センターのCOVID-19基金に寄付される。

 前頁では、PGAツアーの選手やキャディへの支援の情報をお伝えした。アメリカのプロゴルフ界には、チャリティオークションでいち早く救済に乗り出すプロたちがいれば、業界を萎ませないために経済的な下支えをするツアーがある。このスピード感は残念ながら、やはり日本にはない。

 昨年プレーヤーオブザイヤー(最優秀選手賞)に輝いたマキロイをサプライズで表彰したのがニクラス。孫のような世界ナンバー1を慈しむようにトロフィーを贈呈した御大のうれしそうな顔。一流は一流を知る、を見た気がした。ソーシャルディスタンス(社会的距離)が叫ばれるが、一流たちは手を携えコロナという敵に立ち向かう。

  
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