75年ぶり全英OPが中止に。コースはスライド
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/4/28号
2020/5/14更新

75年ぶり全英OPが中止に。
コースはスライド

 全英オープンの中止が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大により今年は第二次世界大戦以来75年ぶりにジ・オープンが開催されないシーズンとなる。

今年は両方ナシ!

 最古のメジャー全英オープンを主催するR&Aは6日声明を発表。最高経営責任者であるマーティン・スランバーズ氏が「最優先事項は全英に関わるファン、プレーヤー、ボランティア、スタッフすべての健康と安全を守ることです。大会開催のためあらゆるオプションを検討してきましたが今年の開催は断念せざるを得ませんでした。失望する方もおられると思いますがわれわれは責任を持って行動しなければならない」と説明。中止は正しい選択であると訴えている。

 4月2日の時点で、R&Aはまだ「明確なガイダンスを提示する必要性は承知しているがさまざまな外部要因により方針決定までには時間がかかる」と、延期とも中止とも表明してはいなかった。

 だが、欧米の複数のメディアではそれ以前から「全英中止の方向」との報道がなされていた。その根拠になったのが「R&Aも大会を中止して保険金を回収したがっている」という情報から。仮に延期なら9月とも伝えられたが、秋に開催するとなれば日照時間は短く天気も悪い。さまざかっていたR&Aにとって決定的だったのは、テニス最古のグランドスラム、ウインブルドンが中止されたことだった。

 来年の全英オープンは7月11~18日の週に今年開催予定だったロイヤルセントジョージズ(英)で行われる。翌22年にはセントアンドリュースで第150回大会が開催予定だ。

 購入済みのチケットに関してR&Aは21年の大会に振り替え可能とし、それを希望しない場合は全額返金する。

 今年のメジャーは全米プロが8月、全米オープンは9月、マスターズは11月に開催を予定しているが予断を許さない状況は続く。

  
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