マスターズのチケット。出場者がもらえるのはたった8枚
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/4/28号
2020/5/14更新

マスターズのチケット。
出場者がもらえるのはたった8枚

 本来ならマスターズに関するネタが躍ったはずの小欄だが、今年はこんな話。

 米ゴルフ誌がPGAツアーの有力選手にマスターズのチケット入手に関するアンケートを実施。選手でさえチケットゲットが難しい現実が浮き彫りになった。

 設問は「チケットのリクエストを(家族や友人から)何回くらい受けますか? また割り当てられたチケットを振り分けるのは大変ですか?」というもの。

「8枚はもらえて追加で4枚買えます。手に入れるのがもっとも難しいチケットなことを皆よく知っているので、家族以外の親しい友人にはローテーションで何年かごとに応援しに来てもらっています」とはリッキー・ファウラー。

 3度マスターズを制覇したフィル・ミケルソンは「(チケットのリクエストを受けても)ノーというだけ。簡単なことじゃないからね」。「連れていきたい人が多いので、最初の数年は振り分けが大変で、かなりストレスでした。でも今は皆が理解してくれています」(ブラント・スネデカー)

 ローリー・マキロイに至っては「ショーン(代理人)に聞いて。自分ではその件に関わらないようにしているから」。

「誰に配るかは常に難しい。好きなだけ皆にプレゼントはできないし」(パトリック・リード)

 逆に「難しくない」というのはダスティン・ジョンソン(D・J)。「割り当てられたチケットを家族のために使うだけ」。ジョーダン・スピースもD・Jと同じ意見だ。

「リクエストにノーといい続けてきたから頼まれる機会は減りました。対処するのは大変」(アダム・スコット)

「長年大会に出ているので、今はそれほど苦労しないけれど最初の数年は大変だった」(ジャスティン・ローズ)

「妻にお任せ。ないものはないんだから。でも振り分けるのは難しいね」(ジェイソン・デイ)

「欲しい人のリストは長大。妻にやってもらっているけど、簡単じゃないよ」(ルーク・ドナルド)

 もしもあなたの友人がマスターズに出場することになっても(!)「チケットを手配して」は無理な相談のようだ。

  
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