コロナ禍での営業に苦慮するコースが多いなか、注目を集めているのが姫路シーサイドGC(兵庫県)の「1人ハーフプレー」だ。
同GCの福本知幸支配人に話を聞いてみた。
「当コースには手引きカートがあり、それを使って他人との接触がない1人プレーに限定しています。スタートは10分間隔です。ハーフ(9ホール)のみのプレーをお願いしています」
いわば徹底的に「3密」を避け、健康づくりやストレス解消を目的に、ゴルフだけを楽しんでもらおうというもので、風呂やロッカー、レストランはクローズしている。
「政府の緊急事態宣言が出た翌4月8日から19日まで全面休業したのですが、15日の県知事の会見で、ゴルフ場は休業要請施設に含まれないとわかりました。かつ、緊急事態宣言下でも健康維持のための散歩などは推奨されるというのですから、ウォーキング感覚でラウンドしてもらおうと再開しました」
料金は通常時のハーフプレーより1000円割引して平日3000円、土日祝日5000円。
ゴルファーの反応は、もちろん悪かろうはずがない。
「さまざまなニュースに記事が掲載されると、反響は大きく、お客さまだけでなく、ほかのゴルフ場からの問い合わせも多数寄せられました」
大型連休中も、連日70人ほどと、ほぼ予約が埋まった状態だったというが、通常営業なら平日でも130人前後が入場する人気コース。ベストシーズンの「1組1人」ははがゆいだろう。
現時点で「1人ハーフプレー」の実施予定は緊急事態宣言が終わる5月6日までだが、「7日以降も続けるかは未定。ほかにもっといいやり方がないか知恵を絞って検討中です」という。
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