6月11日PGAツアー再開へ。選手へのお達し事項
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/6/09号
2020/06/12更新

6月11日PGAツアー再開へ。
選手へのお達し事項

 PGAツアーは6月11日開幕のチャールズシュワブチャレンジからの再開を予定しているが、試合再開に当たり、PGAツアーが選手たちに37ページに及ぶ安全規制に関するメモを送った。その内容とは?

 再開後、最初の4試合は無観客で開催し、新型コロナウイルス感染防止のためのさまざまな制限が設けられた。

 たとえば移動。大会への家族の同伴は認めず、選手全員が1つか2つのホテルにまとまって宿泊することになる。キャディは手に触れるたびにピンやバンカーレーキを消毒しなければならず、選手はキャディとの接触を最小限にとどめる。トレーナーやコーチを帯同することは認められるが、選手に課されるのと同じルール(検査など)が適用される。

 熱が38度を超えた場合は速やかにPCR検査を受け、結果が陽性ならただちに隔離。もちろん試合に出ることはできない。その後も10日間自主隔離を行い、検査で2回(1週間隔)陰性になるまで復帰はかなわない。

 選手に配布されたメモには「われわれ(PGAツアー)は包括的な安全衛生計画を作成できたと自負しています。すべてのプレーヤー及び関係者に、安全で健康的な環境を提供できない限り再開はあり得ません」と綴られている。

 クラブハウスへの入場も制限し、イベント全体で1100人しか入ることができない。メディアの数も大幅に縮小。地元の記者1人と全国紙(誌)の記者3人のみに取材が許可される。移動にはツアー側が有料のチャーター便を用意。最大170人が搭乗できるが、出発の24時間以内のウイルス検査が義務づけられ、陰性者のみ搭乗が許される。

 "新しい日常"によるツアー再開まであと少し。とはいえ蓋を開けるまでなにが起きるかわからない状況だが……。

  
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