元バスケ界のスーパースター、マイケル・ジョーダンがゴルフコースを所有していることを知る人は少ない。そこで彼が所有する超高級プライベートコース「ザ・グローブ23」の全貌をご紹介。
コース名の「23」は説明するまでもなくシカゴブルズ時代の背番号。正式には「XXIII」と表記するらしい。場所は南フロリダのホープサウンド。広大かつ平坦な土地に興味を持ったジョーダンが15年に敷地を確保し、ボビー・ウィードが設計を手がけ19年秋にオープンしたばかりだ。
メンバーは現在75人。100人以下に限定することはクラブ設立の構想を立てた数年前からジョーダンが決めていたことだという。
そして、近く76人目のメンバーになるといわれているのがフィル・ミケルソン。先頃出演した「ダン・パトリックショー」で本人がメンバー入りの手続き中であることを打ち明けた。「コースの近く10分か15分のところに土地を買ったんだ。練習にもラウンドにもちょうど良いし、メンバーに知り合いも多いから練習には最適だろうね」
ユニークなのはこれまでのラウンドの概念を変える画期的なルーティング。9ホールが4つ存在し自由に組み合わせてプレーできるだけでなく、3ホールから6ホール単位でも楽しめるダブルヘリックスルーティングを採用。たとえば3番から4番に行かず、13番に切り替え逆方向に向かってプレーすることも可能だ。
近未来的景観のクラブハウスからは広大な敷地に広がる全ホールが見渡せる。芝で覆われた、一見荒涼とした砂地は全米オープンの舞台シネコックヒルズを彷彿とさせる。
メンバーの紹介なしにはプレーできない厳格なプライベートコースでラウンド経験のあるNASCARドライバーのデニー・ハムリンは言う。
「コースは本当に素晴らしい。プレーできるだけで有難いというか光栄だ。まだ新しいからあと20年、30年は楽しめそう。自分が生きている間ずっとね」
M・Jのコースは本業同様“桁違い"のようだ。
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