欧州ツアーは7月9日再開舞台はオーストリア
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/07/14号
2021/02/23更新

欧州ツアーは
7月9日再開舞台はオーストリア

 欧州ツアーが"ウルトラC"で7月9日からの再開にこぎつけた。

 試合はオーストリアのダイアモンドCCで開催されるオーストリアオープン。もともと、チャレンジツアー(下部ツアー)の試合だったが、これをレギュラーツアーと統合する形をとり、チャレンジツアーとしては5カ月ぶり、欧州ツアーは3カ月ぶりの再開が実現。翌週もオーストリアで、レギュラーとチャレンジ合同の試合が開催、欧州ツアーが単独でフルに再開されるのは、7月22日からのブリティシュマスターズからということになる。

 開催地域はヨーロッパにとどまらず、世界規模の欧州ツアー。国によって新型コロナウイルスの感染状況や入国制限が大きく異なることもあり、世界のプロツアーでもっとも影響を受けているともいえる。

 欧州ツアーのベン・コーエン氏は、今回の再開について「この二つの合同イベントは、3月から中断を余儀なくされた欧州ツアーのメンバーに、極めて重要なプレーの機会を提供してくれる。2つの試合を開催するゴルフコースとオーストリアゴルフ連盟には感謝している」と語る。

 オーストリアオープンは、もともとレギュラーツアーとチャレンジツアーを行き来してきたトーナメントで、2年前にショットクロックマスターズとして開催されて以来、途切れていた。翌週のユーラム銀行オープンともども、それぞれ賞金総額50万ユーロ(約6000万円)と欧州ツアーの試合としては少ないが、選手にとっては“プレー勘"を戻すいい機会とあって、急きょ“格上げ"処置。2試合連続オーストリアでの開催でもあり、選手の移動を少なくできるというメリットもある。

 人口約900万人のオーストリアは、感染者が4月中旬ごろから減少しており、6月後半で新規の感染者が1日30~40人と東京程度。ヨーロッパのなかでは比較的安全とされており、再開に適していると判断されたようだ。

  
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