マキロイ、”巨大化”したデシャンボーについて語る
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/07/14号
2021/02/23更新

マキロイ、
”巨大化”したデシャンボーについて語る

 ブライソン・デシャンボー(26)が脚光を浴びている。以前はスロープレーや奇想天外なアイデアが話題だったが最近は超人ハルクのような肉体と飛距離が注目の的だ。

 デシャンボーの変化を間近で感じたのがローリー・マキロイ(31)。飛距離には絶対的な自信を持つ世界ランク1位は175センチながら平均飛距離は320ヤード弱で部門別ランク3位(昨年は2位)。ところが今季はデシャンボーが昨季の34位から1位(323ヤード)に躍り出てきたのだ。

 チャールズ・シュワブチャレンジ最終日にデシャンボーと同組で回った際「まず体が別人みたいに大きくなっていた。クラブを振るスピードもアップ。すごく飛んでいたね。ラウンド中何度かキャディと顔を見合わせ『これはヤバイ! 信じられない』ってなったよ」と、マキロイ。

 象徴的だったのが11番。「アゲンストのなか自分は会心の当たりが出て315とか320ヤードとか飛ばしたんだ。でも彼(デシャンボー)はそれを軽々超えて40ヤード先まで行った。向かい風で370とか375ヤード! なにこれ? イカれてるって正直思ったよ」と明かす。

「彼は確信を持ってさまざまなことに挑戦している。いつだってぼくたちの概念の枠の外。自らを貫いて飛距離を伸ばすというミッションを達成した」と認めつつ、マキロイはまだデシャンボーがツアーナンバー1の飛ばし屋だとは認めたくないようで「僕はキャメロン・チャンプが一番だと思っている。スムーズにスピードを出して無理せず飛ばしているからね」。

 マキロイは体を絞ったほうがキレやスピードが増すそうで「2月に体重を測ったら155ポンド(70キロ)。もはやデシャンボー(108キロ)の半分くらいだね(笑)」

 デシャンボーは再開初戦で3位タイ、2戦目のRBCヘリテージで8位タイと好調キープ。一方のマキロイは32 位タイ、41位タイ。二人の重・軽対決もお楽しみに。

  
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