PGAツアー再開第5戦ワークデイ・チャリティオープンで最近のゴルフ勢力図を象徴するできごとが起こった。いったいなにがあった?
最終日最終組をプレーしたのはジョーダン・スピースやザンダー・ショーフリーら11年に高校を卒業した“クラス11"のエース、ジャスティン・トーマス26歳。そしてコリン・モリカワ(23)とビクトル・ホブラン(22)の組み合わせ。彼らはクラス11に対して昨年大学を卒業(やプロ転向)した“クラス19"と呼ばれる面々だ。ともに昨年プロデビューしたばかりだが、すでに1勝挙げておりクラス11を脅かす存在である。
再開初戦のチャールズ・シュワブチャレンジではモリカワとクラス11のダニエル・バーガーがプレーオフで激突。そのときはモリカワが1メートル弱のパットを外し惜敗しているが、その悔しさをバネに挑んだワークデイ・チャリティでは残り3ホールで3打のビハインドを負いながら72ホール目で追いつきプレーオフ3ホール目で実力者トーマスを下し、ツアー2勝目。ホブランも単独3位に入った。
プレーオフ1ホール目で15メートルの超ロングパットを決め、勝ちを確信したトーマスだったが、モリカワに7・5メートルを入れ返され「心のなかでは正直入るな、って思っていたよ(苦笑)」と本音がポロリ。
またロケットモーゲージクラシックではクラス19の最年少(大学を2年で中退)マシュー・ウルフが話題のブライソン・デシャンボーと優勝争いを演じ2位に入るなどクラス19の進撃は止まらない。
「年下との対決? 僕がもうベテランだっていうの? いや自分ではまだベテランとは思ってないよ」とトーマスはいうが時代はすでにクラス19?
若手の代表格だったクラス11がベテラン枠に追いやられたのだから、トーマスより1歳上の松山英樹もうかうかしていられない。なんとかメジャー勝利をつかんでほしい!
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