幸い症状は軽く……ニクラス夫妻コロナ感染を告白
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/08/11号
2020/09/07更新

幸い症状は軽く……
ニクラス夫妻コロナ感染を告白

 自身が主宰するメモリアルトーナメントでテレビ中継のゲストを務めたジャック・ニクラスが今年3月、妻・バーバラさんとともに「新型コロナウイルスに感染していた」と、打ち明けた。

「幸い軽かった。妻は無症状で私はのどの痛みと咳がでて検査したら陽性。自宅で3月13日から4月20日まで隔離生活を送ったよ」と語った帝王。

「妻も私も80歳だし、コロナにかかったら重症化が懸念される年代。でも症状はそれほど長く続かなかった。とてもラッキーだったと思う。しかし世の中には尊い命を奪われた方が大勢いらっしゃる。残された家族の方々に心から哀悼の意を表したい。われわれはたまたま運が良かった」

 本来ならギャラリーを入れて行う予定だったメモリアルでニクラスが無観客を支持した裏にはこんな事情があったのだ。

 その事実を知っていたか聞かれたタイガーは「知っていた」と答え「お二人がコロナを乗り越え健康にこうして会場にいらしてくれたのはゴルフ界にとって素晴らしいニュース」とコメントした。

 健康体で大会ホスト役を無事全うしたニクラスだがひとつだけ心残りが。

「本当は優勝者とがっちり握手をしたかった」

「ジョン・ラームは日替わりの難しいコンディションのなか、飛び抜けて素晴らしいゴルフをした。チャンピオンにふさわしい」とベタぼめ。しかしラウンド後ラームを出迎えたニクラスが行ったのはグータッチ。

 ラームは「もちろん自分も握手したかった。でもグータッチにしろあのジャック・ニクラスに出迎えられて祝福してもらえたんだ。最高だよ」

 夫妻は抗体検査も受けいまのところ陽性(抗体がある)。

「自分がうつる心配もうつす心配もないから安心」というがコロナの抗体は時間がたつと消える可能性もあるとされ、もちろん油断はできない。ゴルフ界の至宝・ニクラスにはずっと元気でいてほしい。

  
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