ディタンスレポートの延期にモリカワの影響が?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/01号
2020/10/09更新

ディタンスレポートの延期に
モリカワの影響が?

 全米プロの翌日の月曜日、USGAとR&Aは、今年2月に出した「ディスタンス・インサイツ・レポート」の次段階の発表を来年3月に延期することを明らかにした。

 両協会は「私たちはゴルフ業界の回復を注視し続けており、目標とする日程に従ってアップデートできるようにしたいと考えています。ゴルフ用品のルールを作る各手続き、用品メーカーや研究に参加している団体のための時間などに修正が必要な状況です。しばらくの間、USGAとR&Aは、ゴルフにおける飛距離の影響について観察し続けることになります。ゴルフ用品のルール作成手続きを超えて、ゴルフコースのデザイン、セットアップとメンテナンスと並んで、適切なティーイングエリアを選択することがいかに有効かということを訴えていきます。これが長期的なゴルフの健全さをサポートし続けることになるでしょう」という声明を発表している。

 要はボールかクラブかは定かではないが、ゴルフ用品の飛距離制限を将来的に行うための準備をしているが、コロナの影響で、次のステップに踏み出すのは延期します、ということだ。

 ただ、全米プロの最終日、一時はブライソン・デシャンボーやキャメロン・チャンプ、ダスティン・ジョンソンのような飛ばし屋たちがリーダーボードのトップ争いをするなか、優勝したのは“非力"なモリカワ。彼の優勝によりコースのセットアップ次第で飛距離問題に対処できるじゃないか、という意見を牽制するため……といったらちょっと穿った見方だろうか。

  
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