世界各地で無観客試合。選手たちは何を思いプレーする?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/01号
2020/10/09更新

世界各地で無観客試合。
選手たちは何を思いプレーする?

 ゴルフはもちろん、野球やサッカーなど、世界各地にスポーツシーンが戻ってきた。しかしながら、観客はナシか、人数制限が行われている。そんななか、選手たちはどんな気持ちでプレーしているのだろう。

 女子ツアーでは6月にアース・モンダミンカップが開催された折、渋野日向子は「ティショットを打ってもセカンドを打っても何も反応がなくて……。やっぱりギャラリーさんたちってすごいんだ」と驚きの表情。田中瑞希は「ローピングもなくて、まるで練習ラウンドのようなイメージ。歓声がなかったのはやはり寂しかったですね」という。

 男子ツアーは、今季国内では試合が開催されていない状況だが、各地でエキシビションマッチやイベントなどは開かれており、9月3日からのフジサンケイクラシックは無観客開催が決まっている。7月に行われたゴルフパートナーのエキシビションマッチに参加した浅地洋佑は「セカンドショットでグリーンやカップ周りが見えないとき、寄るとギャラリーから『オーッ』と声や拍手があるんですけど、無観客だと近づかないとわからないですし、バーディを獲ったときに『ナイスバーディ』の声がないのはやっぱり寂しいですね。ガッツポーズもあんまり……」と話す。

 海の向こうの話だが、今年はライダーカップの年で、当初は無観客試合も検討されていた。しかし、ローリー・マキロイら選手が「観客のいないライダーカップはあり得ない」と強硬に主張。来年に延期された流れもある。

 前出の浅地は「やっぱり見てくれる人がいてほしい。プロ野球などのようにギャラリー数を制限して入れるという手もあるかもしれないですよね」と話す。7月に行われたチャリティマッチに出場した石川遼も、ギャラリーのいないコースで「でも必ずファンの皆さんと一丸となってゴルフ場全体で盛り上がれる日が来ると思います」と力強くコメント。

 コースに歓声が戻るのはいつになるだろう。

  
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