女子版ライダーカップ、ソルハイムカップ欧州チームキャプテン、カトリオーナ・マシューの娘がクラブハウスのバーから追い出されたというニュースが物議を醸している。
追い出された理由はショートパンツの裾がほつれていたから。これを受け英テレグラフ紙は「最近のゴルフブームに水を差す由々しき事態」という内容の社説を掲載した。
社説によるとマシューの娘はゴルフ場のジュニア会員でラウンド後、飲み物をテイクアウトするためにバーを訪れたという。しかしバー側はマナーをたてに彼女を追い出した。記事を読んだ読者からは「同じような経験をした」という投稿が相次ぎ、なかには妊娠5カ月の女性がダンガリーシャツの裾を入れていないという理由でクラブハウスから追い出されたという事例も。
なぜそれが由々しき事態なのか? テレグラフ紙のコーリガン記者によると「今年の6月にイングランドでプレーされたラウンド数は前年比70%増で、会員数は平均で10%上昇している」
新規会員がコロナによるロックダウン前と比べ2倍に増えたコースもあり、ある協会の調べではジュニア会員の増加率は437クラブの平均11%。
「これらの数字はいかに若者層のゴルフ熱が高まっているかを示している」とコーリガン記者。実際ニック・ファルドが主催するジュニアイベント、ファルドシリーズは96年のスタート以来「空前絶後の人気を博している」(ファルド)という。昨年の参加者が587人だったのに対し今年は1191人。女子は昨年の31人から197人に急増するなか起きたのがマシューの娘の件だ。
「せっかく若者がゴルフに興味を持ってきたというのに堅苦しい昔のマナーを振りかざすのはいかがなものか?」と訴えた社説は「恐竜はやがて絶滅する」と締めくくっている。さて、どうなる?
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