宇都宮の鶴CCではサーカス。コロナ禍でもイベント工夫
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/08号
2021/02/23更新

宇都宮の鶴CCではサーカス。
コロナ禍でもイベント工夫

 コロナ禍の折、明るいゴルフ場イベントを二題。

 まずは栃木県の鶴CC。クラブハウスでのランチタイムに、なんとサーカス団のアクロバットショーが行われている。演技をしているのは日本の「ポップサーカス」団の外国人パフォーマーたちだ。

 なぜゴルフ場でサーカスと思うかもしれないが、これには理由がある。同サーカスは2月からの宇都宮公演(会場は「道の駅うつのみやろまんちっく村」)で、スロバキア、メキシコ、チリなどからパフォーマーが来日していたが、新型コロナウイルスの影響で3月から休演になってしまった。しかし、入出国制限で再来日できない可能性もあったのでみな帰国せずに残っていたという。経済的に困った同サーカスは鶴CCに相談。これらの事情を同CC支配人の林和彦氏は次のように話す。

「6月中旬にリーダーのスロバキア人、デニサさんがやってきて、ゴルフ場で仕事をさせてくれと。さすがに畑違いの仕事をさせられないと、ランチタイムでのショーを依頼したのです。ギャラもお恥ずかしいくらい安いのですが、それでもいいとおっしゃってくれて……」

 ショーは平日(木曜日を除く)15分程度を1日4回。45人のメンバーが交代で出演するので演目は毎回違い、サーカスが再開されるまで続ける予定。

 もう1つは北海道の滝のCC。こちらはコロナ禍最前線で奮戦する医療従事者に感謝を伝えるイベントだ。同CCでは7月下旬に「あかりばやし灯火会」を実施した。同灯火会とは、福井県あわら市の市民団体が行っている町おこし行事。数千個のろうそくに灯をともし、幻想的なシーンを演出する。同CCでは1000個の容器を借り受けてクラブハウスから見える9番ホールに設置。当日は夕食がセットになっていて、参加者はろうそくを灯したコースを鑑賞したり、散策などして医療従事者に感謝の意を伝えたという。

「ウチではもう1回、開催を予定しています。グループコースの真駒内CC、羊ヶ丘CCではすでに2回ずつ実施しています。私たち自身がこの灯をみて気持ちを落ち着け、感染予防に努めるきっかけにしたいですね。そうすることによって医療従事者の負担軽減につながると思いますから」(滝のCC支配人、藤枝臣春氏)

 コースで少しでも明るい気持ちになってもらえたら……。

  
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