全英女子覇者なのに次メジャー出場資格がないの!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/15号
2020/10/12更新

全英女子覇者なのに
次メジャー出場資格がないの!?

 ニューシンデレラ、ソフィア・ポポフが次なるメジャーANAインスピレーションには出場できないという。いったいなぜ……?

 上記記事にもあるとおり、15年のプロデビュー以来目立った活躍もなくLPGAツアーに出れば予選落ちで、実績はほぼゼロ。今季は下部ツアーの出場資格しかなく「体調の問題もあってもうプロは辞めようかと思っていた」というポポフ。

 実際、7月31日に開幕したツアー再開初戦LPGAドライブオン選手権では親友(オランダのアン・バンダム)のキャディを務めるなどツアー出場は諦めていた。ところが翌週のマラソンクラシックで上位選手の多くが欠場したため出場権が転がり込み、そこでトップ10に入ったことで全英女子への最後の切符を手に入れた。

 スコットランドに入ったのは大会直前で練習ラウンドは1日のみ。それがあれよあれよという間にメジャー覇者となりこれまで獲得した賞金の6倍以上(7400万円)を4日間で稼いだのだからゴルフはなにがあるかわからない。

 これで晴れてツアーの正式メンバーとしてあらゆる試合の出場権が手に入ったかと思いきやLPGAツアーの見解は意外なものだった。

 9月10日から行われるメジャー、ANAインスピレーションは本来なら3月下旬に開催するものでその時期にさかのぼればポポフに出場権はない。そこで今回は出場資格なし。あくまでも21年のANAから出場可能に。メジャーに勝ったのにそれはないよ、といいたくなるがそれが公式見解だ。

 とはいえ全英直前304位だった世界ランクは24位まで上昇しており、推薦などなんらかの枠で出場する可能性は高いが……。果たしてどうなる?

  
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