只今好調!松山英樹のドライバークロニクル
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/22号
2020/10/12更新

只今好調!
松山英樹のドライバークロニクル

 BMW選手権で今季最高の3位と健闘した松山英樹が今秋発売となるダンロップの新しいドライバーを手にしていたのは小誌でも既報だが、ちょっと“深掘り"してみると……。

 看板契約プロである松山だが同社のドライバーを使用するのは2016年以来になる。

 松山が使用したのは「スリクソン ZX5」(※松山が使用するのはプロトタイプ)。3日目には383ヤードのビッグドライブを放つなど、4日間の平均は325ヤードと飛距離を伸ばしている。同社からは同時に「スリクソン ZX7」というモデルも発売されるが、こちらはヘッドが返りすぎない上級者向けで、すでに稲森佑貴や秋吉翔太が実戦投入予定だ。松山の使用する「ZX5」は、つかまりが大きく寛容性のあるタイプになる。

 松山のドライバー変遷歴は複雑だ。小ぶりな「スリクソンZR30」を8年間使用後、16年に契約外のキャロウェイ「グレートビッグバーサ」を使用した。このクラブで多くの勝利を手にして、世界ランキング2位まで躍進したのは記憶に新しいところだ。18年~19年はケガの影響もあってか、ドライバー選びにも苦心しており、2年間でなんと10モデルを試合に投入した。2位に入った昨年のZOZOチャンピオンシップで使用していたのは、やや小ぶりなテーラーメイド「M5ツアー」だった。

 今季、使用しているテーラーメイド「SIM MAX」は継続して使用しており、松山も気に入っている様子が伺えたが、そのクラブをわざわざ替えるということは、新ドライバーの感触がかなり良いのだろう。クラブアナリストのマーク金井氏は「ZX5は、好調時に愛用していたグレートビッグバーサにも似た、やさしさのあるモデルです。今の松山選手がドライバーにやさしさを求めているのが伺えます」と指摘する。このまま9月17日開幕の全米オープンでも使用するのか注目だ。

  
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