9月17日からいよいよ全米オープン。優勝のゆくえをラスベガスのブックメーカー(賭け屋)はどう見ているのだろう。
ラスベガスの大手ブックメーカーが先週発表したオッズ(払い戻し倍率)のトップは、もちろん2週前のツアー選手権を制し、年間王者になったダスティン・ジョンソンで9/1。つまり、1の掛け金で9+1=10の払い戻しが設定されている。
2番手はジョン・ラームとジャスティン・トーマスの14/1( 15 倍の払い戻し)だから、断トツの高評価である。
全米プロからプレーオフシリーズと続く最近の4試合を2位タイ、優勝、2位(プレーオフ負け)、優勝と他を圧倒してきたのだから、誰もが納得するところだ。
年初から目標に挙げていた「年間王者」を実現したことで、気の緩みがなければ、今回も優勝争いにからむはず。
反対に、全米プロ直後と比べ、オッズを大きく下げたのが、ブライソン・デシャンボーだ。8月10日発表のオッズでは今回欠場のブルックス・ケプカとともに12/1のトップだった。それがプレーオフシリーズを終えた先週は、18/1となり、16/1のローリー・マキロイやザンダー・シャウフェレに次ぐ6番手グループに。
そのデシャンボーに続くのが全米プロ優勝のコリン・モリカワ。20/1、7番手の評価だ。
松山英樹は全米プロ直後の40/1から、ちょっと上がって35/1。ジャスティン・ローズとともに15番手。
気になるタイガーは30/1から50/1に大きくダウン。しかし、昨年のマスターズで、優勝したタイガーに8・5万ドル(約900万円)を賭け、1・4億円の大金をゲットした株式ブローカーがいたことは大きなニュースになった。そのときのオッズは14/1。50/1のオッズは、大穴狙いには見逃せない倍率に違いない。
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