早くも新シーズン50試合が詰め込まれるPGAツアー
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/22-10/06号
2020/10/13更新

早くも新シーズン50試合が
詰め込まれるPGAツアー

 ダスティン・ジョンソンが初の年間王者に輝き幕を閉じた米ツアー19-20シーズン。コロナ禍による異例づくめのシーズンまとめと20-21シーズンの展望は。

50歳のこの方は引き続き要注目

 全英オープンが中止されたのは1945年以来75年ぶり。3月のプレーヤーズ選手権以降、試合の中止と延期が相次ぎ、3カ月の中断を経て再開されたとき、会場にギャラリーの姿はなかった。

 無観客に「違和感がある。慣れることができない」と訴えたタイガーは再開後低調でポイントランク63位に終わった。

 開催されたのは33試合。流れをつかめなかったブルックス・ケプカやリッキー・ファウラー、ジャスティン・ローズらがプレーオフシリーズの途中で脱落。代わって唯一のメジャー、全米プロに勝ったコリン・モリカワら20代前半の台頭が目立った。締めはジョンソンが貫禄のシーズン3勝目で年間王者&世界ランク1位に。再開前と再開後では勢力図が大きく変わった。

 そして早くも9月10日開幕のセーフウェイオープンからスタートした20-21シーズンは全50試合を開催する。そのなかに今年積み残した全米オープンやマスターズが含まれ、メジャーは全6試合。1年52週しかないのに50試合とは詰め込んだものである。

 開幕2戦目の全米オープンの注目は50歳になったフィル・ミケルソンがキャリアグランドスラムなるかどうか。シニアデビューで圧勝した勢いで悲願に挑む。また11月のマスターズはタイガーの連覇がかかる。

 今季実力を発揮できなかったケプカや昨年に続いて惜しくも年間王者を逃したジャスティン・トーマスの動向も気になるが、もちろん松山英樹の15年以来の優勝にも期待。

 チャンピオンズツアーでは9月から限定的にギャラリーを入れて試合を行っている。レギュラーツアーも「段階的に観客を入れたい」と関係者。21年にはギャラリーの大歓声に沸く熱狂が戻るか?

  
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