新人賞は1勝挙げたホブランか「59」マークのシェフラーか
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/09/22-10/06号
2020/10/13更新

新人賞は1勝挙げたホブランか
「59」マークのシェフラーか

 生涯1度しか獲得できない賞、それは「ルーキーオブザイヤー」だ。選手の互選によって決まるのだが、今年はビクター・ホブランとスコッティ・シェフラーが激しいデッドヒートを繰り広げてきた。

 最終戦のツアー選手権に進出したルーキーは上記の2人だけ。どちらかが受賞することは間違いないが、ホブラン本人ですら「自分に投票すべきかわからない」と頭を悩ませている。

 当初は2月にプエルトリコでツアー初優勝を飾ったホブランが同賞の大本命だった。なにしろルーキーで優勝したのは彼だけなのだから。ところがツアーが再開してから猛追してきたのがシェフラー。優勝こそないものの今季唯一のメジャー、全米プロで4位タイに入るとノーザントラストでは大会2日目にゴルファーにとってのマジックナンバー「59」をマーク。トップ10入りはホブランの3回に対してシェフラーは6回。またツアー選手権でもシェフラーが5位、ホブランは20位で一気に形勢逆転の感がある。

「彼(シェフラー)の今年の活躍は凄かった。全米プロの優勝争いも最近出した59も印象的だし安定感抜群。ツアー選手権で自分が上に行ければ良かったけれど負かされちゃったから彼のほうが頭ひとつ抜けているかな。僕にとっても良いシーズンだったけれど課題はいっぱい」(ホブラン)。白旗を揚げたようにも思えるが、ここで興味深い事実を1つ。

 1990年に同賞ができてからタイガーをはじめアーニー・エルスやジョーダン・スピースらそうそうたる顔ぶれが受賞してきたが、13年のスピース以降ルーキーオブザイヤーに輝いてメジャーに勝った選手はいない。10年のリッキー・ファウラーも"次のメジャー王者は誰ランキング"の常連だが、未だタイトルなし。ひょっとしてルーキーオブザイヤーを獲らないほうがメジャー獲りには近かったりして!?

  
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