米プロ、想定外の最終組で結婚式に遅刻寸前!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2020/10/27号
2020/11/09更新

米プロ、想定外の最終組で
結婚式に遅刻寸前!

 なにごとも計画通りにいかないのが人生。下部ツアーのプロ、ケビン・ドハティもうれしい誤算で予定変更を余儀なくされたひとりだ。

 コーンフェリーツアーを主戦場に戦うドハティはここ2カ月、フィアンセと会っていなかった。コロナ感染予防対策の一環として選手以外は会場を訪れることができず、結婚式を間近に控え、ようやく彼女と再会のときが近づいた矢先、思わぬハプニングが。

「本当は日曜日(10月4日)の午後5時半の便で(彼女が待つ)カリフォルニアに戻る予定だった」のだが、ジョージア州で行われたサバンナ選手権3日目に2位に浮上する大誤算(失礼)。最終日最終組でプレーすることが決まった。「スタートが午後ではとてもじゃないけど5時半のフライトに間に合わない」。そこで翌日(月曜日)の便に変更。

 するとサンデーバック9残り3ホールで後続に2打差をつけ単独トップに立った。レギュラーツアーはもとより下部ツアーでさえトップ10入りは2回だけ。今年のポイントランク134位に低迷するドハティの初優勝が現実に? しかし最後はエバン・ハーメリングに並ばれ、プレーオフ1ホール目で無念の敗退。それでもポイントランク59位まで上がり、なによりウェディングの前に6万5000ドル(約700万円)のご祝儀が入ったのだから悔しさ半分うれしさ半分。幸い帰宅は1日遅れたもののウェディングは予定通りに行ったのだとか。

 オクラホマ州立大ではリッキー・ファウラーの3年後輩(29歳)。ゴルフに関する一番の思い出は「子どものころミケルソンに会ってサインをもらい握手してもらったこと」で、一緒にプレーしたい夢の4サムは「タイガー・ウッズ、マイケル・ジョーダン、ジャック・ニクラス」と、ちょっと矛盾(?)。

 今回の2位で世界ランクは793位から490位にジャンプアップした。

 Expect the unexpected(「想定外を想定せよ」欧州のことわざ)

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