キャンプができてバギーで走れる!福島のコース
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/10号
2020/11/30更新

キャンプができてバギーで走れる!
福島のコース

 ゴルフ場を中心にした一大レジャーランドを計画しているのが福島県にある棚倉田舎倶楽部だ。

 同倶楽部は2年前に石川遼の父親である勝美氏が、一説には5億円といわれる金額で買収したコースとして知られる。勝美氏の持つコンセプトは“誰もが楽しめるゴルフ場だという。

 具体的には、27ホールのコースの余剰地にキャンプ場(7カ所)、バギーコース(1キロコース)、釣り堀、ドッグラン、農園収穫体験場、蛍観賞用池、気球などを付帯して、ゴルフ以外でも楽しめるようにする構想で、そのために必要な合計額は2290万円強としている。その支援策としてクラウドファンディングサイト「READY FOR」で9月から資金を募っている(11月25日まで)。

 同倶楽部の支配人、須藤勇次氏は「支援額の目標金額は1450万円です。10月20日時点で3分の1の約500万円が集まっています。支援総額が目標に届かなかった場合でも目標金額を自己負担して、付帯設備は必ず完成させたいと思っています」。全体竣工は2021年12月を予定している。

 クラウドファンディングの支援者には、石川遼キャラクターボール、同じく石川遼のリモートレッスン、座談会とグッズ、各施設の体験などが用意されている。すでに9ホールのパターコース、ジュニア向けレッスン、スナッグゴルフも始めていて、土日の子ども連れ来場を呼びかけている。

 またキャンプ場とBBQはすでに整備済みで、バギーコースも近く完成予定。気球は従業員がライセンス講習に通う予定だという。気球と地上をロープでつなぐ係留飛行で、地上30メートルからゴルフ場周辺、棚倉の町、那須連峰、阿武隈の山々を360度の景観で楽しめるというから本格的。

 この取り組みについて、ゴルフ場経営コンサルタントの菊地英樹氏は「遼くんが発信するというのが大きいと思います。男女ともに、そして若い人、子どもたちの目も向きます。業界のみならず広く世間一般も注目するでしょう」と話す。

 3密にならないスポーツとして、若い世代もゴルフに関心を寄せている昨今。同倶楽部の今後に注目が集まる。

  
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