ゴルフネットワークマッチプレー選手権の本選が行われたが、大会を制したのは女性だった! 早速、勝利者インタビュー。
Vを飾ったのは東京都の内山汐里さん。伊達公子と同期のテニスプレーヤーとして活躍し、現在もテニスコーチを務める内山さんはゴルフとの2足のわらじ。ゴルフ歴10年、競技歴は7、8年とのことだが「マッチプレーという形式はテニスプレーヤーにはぴったり。まず、トーナメント表を見ると『あの一番上に自分の名前が書かれたい』とメラメラ燃えてくるんです」と笑う。「相手に勝ちたいという気持ちは誰よりも強かったかもしれませんね」と振り返る。
初開催のこの大会。マッチプレー選手権だが、茨城、静岡、千葉、埼玉の4会場で行われた予選はストローク戦で、老若男女424人が参加。「クラブチャンピオンや元プロの肩書を持つ猛者がズラリといました」。各会場から上位8人が本選に進み、ゴルフの原点、マッチプレーでの勝負。
内山さんは順調に勝ち進み、決勝の相手は年下男性。「今回は1打を追われる立場で苦しかったですね。追いかけるほうが好きなので」。それでも「マッチプレーはほんとうに楽しい。相手がいいショットを打つと『おおっ、そうくるか』となって、『ならば私は!』と、それが自分のモチベーションになるんです。相手のミスショットを期待するっていうのはほとんどないですよ。あっ、グリーン上で相手が外すと勝ち、とかいう場合はアレですけど……(笑)」
男性と女性なら飛距離の面でのハンディはあるが(この大会ヤーデージは男子約6800、シニア約6200、女子約5300)「いかにパーオンするか。そして勝負はグリーン上。今回は17番のパットを相手が外し、私が入れたことで勝負がついたんです。18番は両者ボギーで。後から大会運営のスタッフさんに言われたんですけど『内山さんは、外すときもオーバーばかりでしたね』って。試合中は気にしていなかったけれど、私はオーバーで相手はショートで外すことが多かった。気持ちが出ていたんですかね」
スポーツでは、実力が拮抗しているとき「勝ちたい気持ちが強いほうが勝つ」とはよく言われるがズバリだった。
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