ナンバーワン候補筆頭⁉ ”Mr.ポーカーフェース”P・カントレー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/17号
2020/12/07更新

ナンバーワン候補筆頭⁉
”Mr.ポーカーフェース”P・カントレー

 カリフォルニアで行われたZOZOチャンピオンシップで世界ランク2位のジョン・ラーム、同3位のジャスティン・トーマスを下しトロフィーを掲げたパトリック・カントレー。世界ランクもついに1ケタ台となった28歳をチェック。

 バーディでもボギーでも表情を変えない“ミスター・ポーカーフェース"は最終日65をマークし、3打差を逆転して優勝。それでも喜びを爆発させることはなかった。

「ここ(会場)から1時間半のところ(ロングビーチ)で育った。昔から故郷で勝ちたいと思ってきたけれど、それが叶って本当にうれしい」と自身のインスタグラムに投稿してはいるが、優勝会見では淡々とした態度は崩さなかった。敗れたトーマスが「5つあるパー5でバーディ1つだけ。自分を許せない。16番がバーディなら勝てていた」と感情を露わにしたのとは対照的。

 このカントレーだが喜怒哀楽を表に出さないクールさを評価する人も。メジャー6勝のニック・ファルドは現役時代、鉄仮面と呼ばれたが「彼のクールさがすごくいい。私は彼が近い将来世界ランク1位になると思っている」と絶賛する。

 松山英樹と同じ92年生まれで、3歳でゴルフを始めUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)在学中世界アマチュアランク1位の座を55週キープ。11年の全米オープンと12年のマスターズのローアマに輝いた後、大学を中退してプロ入りした。

 16年、帯同キャディだった親友のクリス・ロスがカントレーの目の前でひき逃げされ23歳で生涯を閉じるという悲惨な体験をしたが、翌17年のシュライナーズホスピタルで待望のツアー初優勝。19年のメモリアルトーナメントで2勝目を挙げ今回が3勝目。

 ちなみにマネジメントはタイガーと同じマーク・スタインバーグ氏が手がけている。

「マスターズ? もちろん勝ちたい。タイガーが去年勝ったZOZOで優勝したんだから、彼が連覇を狙うマスターズでも勝ちたいね」とサラリ。

 クールだが意外なほど強気。ランクとともに人気も上昇中!

  
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