トランプVSバイデンゴルフの腕前はどっちが上?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/17号
2020/12/07更新

トランプVSバイデン
ゴルフの腕前はどっちが上?

 11月3日に投票が行われアメリカ合衆国の次期大統領が決まる。トランプかバイデンか? 両候補の共通点は大のゴルフ好きということだ。

 トランプ氏と安倍晋三前首相は何度もゴルフ外交を行った。トランプのゴルフについて「70代にしてあの飛距離はすごい」とタイガーが言えば、本人も「アメリカのファーストゴルファー(ファーストレディ的な言い回し)」を自負している。

 ではバイデンの腕前はどうか? 「彼はゴルフを心から愛し敬意を払っている」と証言するのは有名ゴルフ場設計家ロバート・トレント・ジョーンズJr氏。2人は家族ぐるみでもう何年もの付き合い。「口先だけの誰かさん(トランプ氏)とは違って真のゴルファー」とジョーンズJr氏。

 77歳の民主党大統領候補は地元デラウェア州で2つのコースのメンバー。USGAのハンディキャップは6・7。「最近は忙しいのか顔を見ていない」とメンバーが言うように、18年以降同コースではプレーしていないようだが、副大統領時代はよくオバマ元大統領とラウンドしていた。「彼のゴルフ好きは公然の秘密」と地元新聞のゴルフコラムを執筆しているシュランク氏。一緒にプレーをしたこともあるそうで「アイアンが上手い。フェアウェイを外さないし滅多にトラブルに陥らない」と語っている。政治手腕もそうならいいのだが……。

 一方、トランプ氏はラフのボールを蹴ってフェアウェイに出すことから“ゴルフ界のペレ"と呼ばれたり、実際にはクラブ選手権に出ていないのにクラチャンの称号をロッカールームに貼りつけたり、とんでもないエピソードは小誌でもたびたび紹介している。

 選挙前の討論会ではお互い非難の応酬で「史上最低のディベート」と揶揄されたが前出のジョーンズJr氏がこんな打開策を提案している。

「ディベートではなくゴルフで勝負すればいい。僕はバイデンに賭けるね!」

 さて、この号が出るころ、勝利宣言を出しているのはどちらだろう。

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