31歳のトニー・フィナウがコロナに感染し「怖さを思い知った」と復帰戦のZOZOチャンピオンシップで自身の体験を語った。
フィナウが体調の異変を感じたのは10月3日。そのときは「風邪をひいたのかな」程度にしか思っていなかったという。ところがラスベガスで行われたシュライナーズホスピタルの会場入り前にPCR検査を受けると陽性の判定が。「電話が鳴ったので陽性だとわかった。陰性ならメールで知らせがくるからね」。感染経路は不明だが陽性のため、妻と4人の子どもと離れ、ラスベガスのコンドミニアムで自主隔離生活に入った。
「最初の5日間で症状は悪化した。ひどい頭痛と体の痛みで何もする気力がなくなってしまった。倦怠感でまさにノックダウンされたような感じだった」
4日目からはにおいも味もわからなくなったという。
「思っていたよりずっと深刻だった。ほとんどの人は無症状で、若ければかかっても大したことはないと思っていたけれど、自分には当てはまらなかった。コロナの怖さを痛感したよ。政府の対策は決して大げさではなかった」と195センチの大男は振り返る。
PGAツアーの規定ではCJカップ(ZOZOの前週)に出場することもできたが、本人が大事をとって欠場を決めた。じつは陽性になってから5回テストを受けたがなかなか陰性化しなかった。それは体内で死んだ細胞のせい。
CDCのガイドラインに従い伝染性がなくなったためZOZOでの復帰が叶った。
「コロナで死ぬこともある、というのを身をもって感じた。ソーシャルディスタンスといわれても、それを真剣に受け止めていなかった。でもかかってみて規制は正しいと思えた。間違いなくインフルエンザよりもひどい症状が長く続く」
D・Jやアダム・スコットも同時期にコロナ感染。大事に至らないとよいが。
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