アメリカ発。7~9月でゴルフ用品1050億円の売り上げ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/17号
2020/12/07更新

アメリカ発。
7~9月でゴルフ用品1050億円の売り上げ

 アメリカではゴルフ界のV字回復が続いているが、ただ単に回復が続いているばかりでなく、最近は加速している。今回はとくに用品の売り上げのアップが目を引く。

 アメリカでもコロナの第2波が叫ばれる地もあり、ほかのスポーツができないことも理由かもしれないのだが、9月に入ってもラウンド数や用品の売り上げが大きな伸びを示している。

 まず、ラウンド数は、3月、4月と大きな落ち込みを見せたが、前年比で5月には6・2%上昇し、6月には13・9%、7月には19・7%、8月の20・6%に続いて9月の25・5%と月を追うごとに数字を伸ばしている。1~9月期で、ロックダウンがあったにもかかわらず、前年同期比で8・7%もアップしている。

 ゴルフ用品の売り上げも、先頃、第3四半期の売り上げが調査会社のゴルフデータテック社から発表されたが、7~9月期は、なんと10億ドル(約1050億円)を超えたとしている。これは、前年比で42%アップ、第3四半期としては、2007年の8億5200万ドルを抜いて過去最高。四半期ごとの統計でも、1997年にデータテック社が調査を始めてから、2008年の第2四半期の10億1300万ドルに次ぐ過去2番目の記録だという。ちなみに、この第3四半期の売り上げは、前年比でウッドが45%アップ、アイアンが47%、ウェッジが54%、パターが51%で、ボールは19%増加したとのデータが出ている。

 一方、ハワイ州のように、ゴルフ場の多くがクローズして、苦しい状況にあるところもあるが、10億ドルという数字は、コロナ禍のなかで、クラブを初めて手にする人が増えていることを示しているといっていいだろう。

  
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