マスターズ予選と最終日は異例の2ウェイに
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/24号
2020/12/14更新

マスターズ予選と最終日は異例の2ウェイに

 マスターズは、史上初めて11月に開催される。異例の大会は予選ラウンドを2ウェイで行うことになった。

 4月と11月ではオーガスタの日照時間はおよそ2時間違う。通常ならすべての組(3サム)が1番ティーから午前8時にスタートする。最終組のスタートは午後2時なのだが、11月の日没が午後5時半のため、全選手がホールアウトするのは無理。

 そこで主催者は予選ラウンドに関して午前と午後に分け、それぞれ1番と10番からスタートする3サム、2ウェイ方式を採用することを決めた。

 招待試合のためメジャーのなかでもっとも出場人数が少なく、今年エントリーしているのは96人。午前の1番&10番スタートがそれぞれ8組、午後の1番&10番スタートが8組ずつに振り分けられることになる。

 予選カットは第2ラウンド終了時点で50位タイまで。決勝ラウンドは土曜日だけが伝統にのっとり2サム、1ウェイが採用される見込み。最終日は午後3時までに優勝者が決まっている状況が望ましいため、再び2サム、2ウェイとなる。

 オーガスタの10番ホールは直後にアーメンコーナー(11番、12番、13番)が控えているため、選手たちは難しいスタートを強いられる。ちなみに第一回大会が開催された1934年はインとアウトが逆だったため現在の10番ホールからすべての選手がスタートしたが、翌年にはインとアウトがスイッチされた。

 1960年から始まった恒例のパー3コンテストは今回コロナ感染予防の観点から中止。レジェンドたちが家族らをキャディに従え華やかに開催される人気のイベントだが、中止は今回が2回目。前回は3年前(17年)、悪天候のため中止されている。

 名誉スターターは例年どおりジャック・ニクラスとゲーリー・プレーヤーが務める。異例づくめのマスターズ。どんなドラマが待っているのだろう?

  
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