アイルランドやウェールズに続き、イングランドでも5日からゴルフコースが閉鎖されることとなった。
ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの第2波の影響を受けて、ロックダウンが各地で行われている。前回のロックダウンでは、ゴルフが例外的に認められていたイギリスでは、ちょっとしたゴルフブームが起こっていたが、今回のロックダウンでは、ゴルフコースの閉鎖が余儀なくされる地域が目立ってきた。
アイルランドが10月21日~ 12月1日、ウェールズでは10月23日~ 11 月9日にゴルフ場がクローズ。イングランドでは11月5日~ 12 月2日の予定でロックダウンが行われ、ゴルフコースも営業が禁止されるようだ。
ただ、特筆すべきはイングランドのロックダウンに先駆けて"ゴルフ禁止"を阻止しようという活動が活発に行われていたことだ。イングランドゴルフ協会のトップ、ジェレミー・トムリンソン氏は「ゴルファーの同志諸君へ」という公開書状を送り「イングランドゴルフ協会は、政府のゴルフコースを閉鎖する根拠について、明確に反対の意図を明らかにする。私たちのすべてのネットワークを利用して、議員や政府職員、メディア、友人などを通じて、政府が耳を貸すように活動する」としている。実際、議会では、少なくとも二人の議員がボリス・ジョンソン首相に質問をし、2ボールツーサムのみということでゴルフの許可を与えてはどうだろうという質問に対して、首相は「いいアイデアだ」としながらも、別の議員の質問で「例外を作るとロックダウンに綻びが出る」とも答えている。国会でゴルフのことが話題になるとはイギリスらしい。
ちなみにスコットランドでは、11月3日現在、まだゴルフができるが、旅行や移動の制限があるのでロンドンからスコットランドにゴルフをしに出かけるのは無理なようだ。
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