ゴルフ業界世界最大のPGAマーチャンダイジングショーがコロナの影響で来年はバーチャルで開催されることが明らかになった。
毎年フロリダ州オーランドで行われるマーチャンダイジングショーはおよそ1000社の企業とブランドが最新のトレンドとテクノロジーをお披露目する場。入場者は4万人を超え、ビジネスミーティングやネットワークの拡大、さらには教育面も配慮されたゴルフ界にとってはいわばお祭りのようなもの。
ところがコロナ禍に見舞われている昨今の状況を鑑み、主催するPGAオブアメリカが「来年は対面式ショーを取りやめ、バーチャル方式を採用する」と発表。「パンデミックのなか世界のゴルフコミュニティの健康と安全を優先する」ためだという。
「PGAショーチームとの連携で世界のゴルフコミュニティを最新のバーチャルマーチャンダイジングショー形態で繋ぎ、市場を掘り起こす本来の目的を遂行できることをうれしく思います」と言うのはPGAオブアメリカのスージー・ウェイリー会長。
「インターラクティブな仮想フォーマットを採用することで米国の隅々から、そして世界中の人々の参加が可能になります。ゴルフへの関心が高まるなか、この機会を最大限に活用しスポーツの未来について楽観的な見通しを共有する。22年にはまたPGAマーチャンダイジングショーで直接お会いし再会を喜べる状況がやってくることでしょう」(ウェイリー氏)。
バーチャルイベントの開催は年明け1月26日から29日まで。その間すべてのコンテンツがライブで提供され、ショーが終了した後もオンデマンドで利用できるサービスを提供する予定だ。
ちなみにジャパンゴルフフェアは感染防止対策を講じた上、対面でのフェアを来年3月に開催予定。アメリカで初めて採用される新形態のバーチャルショー。災い転じて福となればいいのだが……。
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