ウィンウィン?人気練習施設トップゴルフキャロウェイの傘下に
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/24号
2020/12/14更新

ウィンウィン?
人気練習施設トップゴルフキャロウェイの傘下に

 キャロウェイとトップゴルフが合併した。というよりキャロウェイがトップゴルフを買収したといったほうが正しいだろう。

 キャロウェイは14年前からトップゴルフに投資しており、2012年から役員をトップゴルフに送っているが、今回の合併で、実質トップゴルフを傘下に置くことになったようだ。これでキャロウェイがすでに持っている14%の株式や新たな発行分を含めて、トップゴルフの株価総額は約20億ドル(約2009億円)にもなるという。

 キャロウェイのチップ・ブリューワーCEOは「トップゴルフの誕生はタイガー・ウッズの登場以来、ゴルフ界最高の出来事だ。トップゴルフはゴルフというものを変え、ゴルフ界成長の最大の要因となっている」と語る。

 トップゴルフの顧客の約半分はビギナーだという。つまり、トップゴルフでキャロウェイのクラブを使って、ゴルフを覚えれば、それが将来の顧客になる可能性があるというわけだ。残り半分の既存ゴルファーにしても、トップゴルフでキャロウェイのクラブを借りて打つ機会があることから、同社の宣伝にも大きく貢献する。

 知ってのとおり、トップゴルフはアメリカを中心に大人気のゴルフ練習場。63カ所の施設を持ち、昨年の利用者は2300万人にも及んでいる。売り上げにしても11億ドル(約1150億円)とキャロウェイにも匹敵する勢いだ。同社のネットゲーム「ワールドゴルフツアー」には2300万人の登録メンバーがいるということだし、キャロウェイがさらに成長するためにトップゴルフを傘下に置くメリットは大きい。この合併でキャロウェイがビギナーゴルファーを大量に顧客にできれば、他のクラブメーカーと差をつけられるだろう。

  
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