資産価値より人脈とクラブライフが目的?議員たちの会員権事情
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/24号
2020/12/14更新

資産価値より人脈とクラブライフが目的?
議員たちの会員権事情

 国会議員資産公開法により、国会議員の資産は明らかにされるが、菅義偉政権の閣僚の面々と、そのほか有名議員のデータをゴルフ場会員権にしぼってチェックしてみた。

 それぞれ閣僚の会員権は別表のとおり。まず、閣僚数(21)に比べ、会員権を持つ議員(7人)は少ない。閣僚に限らず、国会議員の資産も調べてみたが、所有者は意外なほど少数だ。しかし、持っている人は持っている。

 閣僚のなかでは麻生太郎副総理が数といい“価値"といい、群を抜いている。とくに東京GC、軽井沢GC、程ヶ谷CCは文字どおりのプライベートクラブで、会員権も市場での売買は不可だ。

 市場で流通する会員権で、この中でいちばん高額なのは井上信治万博相の持つ富嶽CCの1000万円。名義書換料(名変料)100万円、年会費3万6000円。次に菅首相の持つキングフィールズGCの400万円(名変料150万円)だ。

 さて、これらのゴルフ会員権、資産価値としてはどれほどのものか?

「はっきりいって資産価値としては高いとは言えません。たとえば狭山GCは会員権の価値としては85万円ですが、入会の時に名変料、+預託金400万円も払わなければなりません。売る際、名変料の300万円は返ってきません。メンバーライフを楽しんだり人脈を広げたりする“見えない資産"として考えるくらいでいいのではないでしょうか」(GD会員権サービス部)とのこと。

 時には密談も必要な仕事柄、プライバシーが守られるクラブライフはプライスレス!?

  
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