ジョン・ラームがマスターズの練習ラウンド16番ホールで見せた水切りのホールインワン。この16番がちょっとした話題に……。
「奇跡のショット」とメディアでも大きく紹介されたが、あれはあくまで“お遊び"。ティーイングエリアを使わず水際から放ったショットだった。もともと、このチャレンジはマスターズを作ったボビー・ジョーンズが、年間グランドスラムを達成した1930年の全米オープンで打ったミスショットが水を切り、池越えの「水蓮ショット」として知られたことが始まりともされている。
しかしながら、本選、その16番のカップ位置に異変が。最終日のカップは、グリーンのフロントから31ヤード、右上から4ヤードと、斜面の上に切られていた。この例年とは異なるホールロケーションに、米ゴルフ誌の記者が「正直、ショックを受けた」とツイートして、話題になったのだ。
その記者は「ダスティン・ジョンソンが本当にロースコアで、ほかのプレーヤーもぞくぞくと好スコアを出した。
オーガスタナショナルはサブエアシステム(高圧の空気で地下の湿度を飛ばすシステム)を導入しているが、それがうまく機能しなかった場合のことを考えて、ほとんどピンに寄せることができないような右上にカップを切らざるを得なかったのではないか」としている。
これに対して「このピンポジでオフィシャルなマスターズと言えるのか?」という反応を示す人もいて、議論は尽きない。11月のマスターズとはいえ“オーガスタの伝統"から外れると、パトロンたちは黙っていないということか。
【関連記事】こちらも注目です!
2018/03/12 資金は潤沢。オーガスタナショナル"大胆改造"へ
2016/03/16 1Y伸ばすのに6000万!マスターズ名物13番が変わる!?
一覧へ戻る
|