週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

ゲーリーおじさんご立腹！
トロフィーが出品された

　世界に５人しかいないグランドスラマーのひとり、ゲーリー・プレーヤーの４大メジャートロフィーがオークションに出品され、騒動になっている。

　アメリカのオークションサイト「ゴールデンエージゴルフオークション」にびっくりするようなお宝が登場した。プレーヤーが78年に３度目のマスターズ優勝を果たしたときのオーガスタクラブハウスを模した本物のトロフィーをはじめ、72年の全米プロで獲得した巨大なトロフィー（本物）、全米＆全英オープントロフィーのレプリカ、さらにシニアでグランドスラムを達成したトロフィー４つ、計８つのメジャートロフィーが出品されたのだ。

「私たちのオークションの歴史でこれほど希少性が高いトロフィーが揃って出品されたのははじめて。非常に珍しい」と主催者はコメント。もっとも貴重なマスターズトロフィーはすでに１０００万円以上で入札されている。

　しかし当のプレーヤーはご立腹。自身のＳＮＳで「オンラインオークションに掲載された優勝トロフィーは私の許可なく無断で出品されたもの。これらのトロフィーが私のもとに返ってくるよう必要な手続きをしている最中だ」と投稿。法的措置も辞さない姿勢を示している。

　出品の経緯の詳細は不明だがトロフィーは稀にチャリティ目的でコレクターに譲り渡されることがあり、そこからの流出も考えられる。また、たとえばサム・スニードやアーノルド・パーマーのような故人のトロフィーがオークションに出品される場合も。それらは毎回高額で取引されている。

　プレーヤー本人も02年にマスターズで初優勝した61年のグリーンジャケットをオークションに出品した経験が。しかし今回は無許可。入札の締め切りは11月28日だが……。目だ

　　
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