11月21日に千葉セントラルゴルフクラブで「丸山茂樹ジュニアファンデーション 高校生特別ゴルフ大会」が開催された。
ジュニア育成や社会貢献活動を目的に、丸山は2000年に同ファンデーションを設立。レッスン会やゴルフ大会など、小・中・高校生が参加費無料で出場できるイベントを実施してきた。
本来は今年3月に大会を行う予定だったが、新型コロナウイルスのため中止に。そこで、競技出場の機会がないまま卒業していく高校3年生を中心に、高校生に絞った大会開催を実現させた。
コロナ禍での実施とあって万全ともいえる感染症対策を講じた。出場選手やスタッフは大会前14日間及び当日の検温結果を記載した問診票を提出。大会前日にも抗原検査を実施した。
当日の受付はクラブハウスではなく屋外に設置したテントで行い、入口に非接触型検温器を設置し、スタッフはフェースガードを着用。ハウス内にはトイレ利用時のみ入場可能とした。
保護者のコースへの立ち入りを禁止し、選手は歩きでのセルフプレー。レストランも利用不可で、ハーフ休憩は自家用車内もしくは自分の組のカートで過ごす。アテスト終了後は受付で参加賞を受け取って解散し、成績発表は当日夕方にフェースブックとインスタグラムで行うという、濃厚接触を徹底して避ける運営スタイルをとった。
当日は女子30人、男子29人の高校生が出場し、男子は上原挑夢(共愛学園高3年)、女子は秋田藍(大阪学院高3年)が優勝。
「この大会には何度も挑戦してきましたが、ようやく初優勝することができました。本当にうれしいです」(上原)
「初出場で優勝でき、また丸山プロからお祝いの電話をいただきましてとてもうれしいです」(秋田)
「コロナ禍で大会に出場する機会が減ってしまった高校生のために、事前の抗原検査実施など可能な限りコロナ対策を行ったうえで本大会を開催しました。新型コロナウイルス感染症が1日も早く収束し、ジュニアたちが伸び伸びと思い切りゴルフできる日が来ることを願っています」
丸山は、無事に終えた大会をこう振り返った。次代のツアーを担うジュニア育成は、日本ゴルフ界にとって必須の課題。安心・安全を担保しつつの競技開催に今後も期待したい。
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