これもある意味、コロナの影響と言えるのかもしれない。PGAツアーと欧州ツアーが「歴史的戦略的提携関係」を強く結ぶことになった。
具体的には、PGAツアーが「欧州ツアープロダクションズ」と関連の「メディアプロダクション社」の株の一部を取得し、ジェイ・モナハンPGAツアーコミッショナーが欧州ツアーの理事の一人となった。
今年、多くのメジャーや試合がキャンセルになったり、延期されたことは知ってのとおり。そのなかで両ツアーのスケジュール調整の必要性が高まり、またスポンサー企業とのすり合わせの必要があったため、両ツアーが頻繁に連絡を取り合う機会が増えたことから、今回の提携話が進んだようだ。
キース・ペリー欧州ツアーCEOは、先月「私たちは想定外の1年を通して、PGAツアーとさまざまな問題を共有してきました。そのなかで私たちは間違いなくプラスの相乗効果をもたらす多くの分野を見出してきました。これが今日の発表につながったと考えています」と語っている。
モナハンコミッショナーも「欧州ツアーとのさらに強力なパートナーシップを発表できることに興奮しています。私たちは男子プロゴルフと世界のゴルフファンに恩恵をもたらすために、共に作業をすることを楽しみにしています」と語っている。
現時点では、将来的にPGAツアーが欧州ツアーを傘下に置くことを目論んでいるなどとはとてもいえる状況ではないが、少なくとも今はコロナで打撃を受けた両ツアーが、より結束して、困難な時期を乗り切ろうとしていることは確かだ。
【関連記事】こちらも注目です!
2020/04/13 トップは無期限で給与返上!もちろん米ツアーの話
2016/11/28 米ツアーのトップがチェンジ!腰の低い裏方タイプ?
一覧へ戻る
|