トランプ大統領が大好きゴルフでFワード連発の顛末
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/12/22号
2021/02/23更新

トランプ大統領が大好きゴルフで
Fワード連発の顛末

 サンクスギビング(収穫感謝祭)の休日、11月26日にトランプ大統領はゴルフを楽しんだ。しかしいささか調子が悪かったようで、放送禁止用語連発のラウンドと相成った。

 自身が所有するバージニア州のトランプナショナルGCに共和党カラーの赤シャツ、赤帽子で登場した大統領の姿をAP通信などのメディアがとらえた。

 池越えのホールでのこと。74歳とは思えない馬力で盛んに素振りを繰り返しやる気満々の大統領。ところが満を持して放ったティーショットは明らかなミス。そこでまず「Sh*t(クソッ)」とつぶやく。そりゃSh*t といいたくなるだろう。打球はシャンクして池に消えたのだから。

 すると大統領、今度は「このFu*king ホールが大嫌いなんだ」と捨て台詞。良い子は決して使ってはいけないFワードを繰り出した。余程フラストレーションがたまったのか、その日の自身のツイッターには選挙結果への不満やメディア批判などを羅列した。

 トランプ大統領はいまだに激戦州での選挙結果に異論を唱えているが、不正投票の証拠を示すわけでもなく、州がバイデン氏の勝利を認め始めたにもかかわらず敗戦を認めることを断固拒否している。

 選挙の決め手となる選挙人の数はトランプ氏232、バイデン氏306。投票数はバイデン氏が史上初めて8000万票を超えた。それでも諦めの悪いトランプ大統領はフォックスニュースで選挙の当日にアリゾナ州をバイデン氏がとったというニュースを最初に報道したことに腹を立て「(選挙の成立を)認めるのは非常に難しい」と述べている。

 トランプ大統領は不本意なラウンドの後、ホワイトハウスに戻った。「大統領は仕事熱心なのでここに必ず戻っていらっしゃいます」とマケナニー報道官。アメリカでは家族揃って七面鳥でサンクスギビングを祝うが大統領もメラニア夫人らとディナーのテーブルを囲んだそう。そんなに好きな場所(ホワイトハウス)を来年1月に離れるのはさぞ辛いことだろう。

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