フェニックスオープンから歓声が消えるなんて……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/12/22号
2021/02/23更新

フェニックスオープンから
歓声が消えるなんて……

 松山英樹が16年と17年に連覇を達成したウェイストマネジメントフェニックスオープン。毎年60万人以上のギャラリーを集める“モンスター大会"も来年は観客の数を大幅に制限するようだ。

 2月の第1週、アメフトのスーパーボウルと同じ週にアリゾナ州TPCスコッツデールで行われる同大会はツアーでもっともギャラリーが多いことで知られている。特に16番パー3はホール全体を巨大なギャラリースタンドが取り囲み、2万人以上を収容するスタジアムホール。

 選手がギャラリーにノベルティグッズを配ったり、地元ゆかりのウェアを着たりエンターテナーに徹するなか、ティショットがピンそばなら地鳴りのような大歓声が巻き起こる様子はまさにPGAツアー名物。

 しかし来年は無観客ではないもののコロナの影響でギャラリースタンドを大幅に縮小。主催者は「州及び保健当局と協力して受け入れ人数を決定する」とし、16番のギャラリースタンドは例年のような3階建てではなく1階に。設置箇所も減らし、チケットパッケージの「スイート」所有者のみに入場を許可する方針に。

 アリゾナではここ数週間感染者が急増しており、州全体にステイホームの要請が出たところ。同州のNFLチーム、アリゾナカージナルスは10月末から観客を入れ始め、11月は4200人のファンを受け入れホームゲームを開催したが、12月は再び無観客に。

 最高で70万人の観客を動員したフェニックスオープン。ここ2年は主催者が「ギャラリー数を発表しない」方針だが、その理由は「観客数ばかりに注目が集まり、肝心のチャリティについて注目してもらえないから」

 21 年はソニーオープンが無観客の予定で、アメリカンエクスプレスから始まるウエストコーストシリーズもジェネシス招待までの全5試合、無観客の方針を打ち出している。

  
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